叫んだ声だけが

空に響いた

2018年はもう、私史上一番辛くて泣いた年。

自分の気持ちを整理して向き合うために、今までを振り返ろうと思う。

 


きっかけは「Heat Up!」を見たときだったかな。


私、小学生の時NEWS好き(いちおう山下担だった)で、錦戸繋がりでエイトの曲もよく聞いてたんよね。「FTO」聞いてて、もともと歌上手いひといるな〜〜って思ってる程度だったんだ。


中学で引っ越した時に近所の子がeighterで、話盛り上がって、『Heat Up!』のLIVEDVD貸してくれたの。

それを家で流し見してたんだけど、「ミセテクレ」流れてきた瞬間、会場を、空間を、音を支配してるようなすばるくんから目が離せなくて、魂の赴くままに歌い狂う姿に一気に惹き込まれた。こんなに「歌」っていうものに惹かれたことは今までなくて、びびびって衝撃が走ったんだよね。


当時ジャニーズに対して、NEWSみたいに白くてきらきらしたイメージがあったから、こんなに赤黒い感じでバンドやってて闘争心むき出しでキラキラというよりギラギラ燃えている姿ジャニーズいるんだー…って思った。

そっからドキュメンタリー漫画『ほんまに関ジャニ∞!』で、エイトのことおもしろおかしく勉強して、妹はちょうどその時椿くん(大倉)に惚れて、姉妹共々eighterへの道まっしぐら。

 


初めてライブに行ったのは、2009年7月11日(ちげぴろの誕生日)『PUZZLE』の長野。席は普通にスタンドだったけど、会場狭い分、暗転してても何してるか十分見えたなあ。


記憶に残ってるのは、終盤、バンド隊がバンドセッションしてるとき、ずっとその音に乗って頭振って歩きまわってるすばるくん。音が盛り上がっていくのに比例してすばるくんもボルテージ上げてる感じ。そして音が引いた時にギターと共鳴するように「ミセテクレーーーーーーー!!!」って叫ぶの。もうもうもうもう、ほんっとうにすごくて、鳥肌立ちまくって、とにかくかっこよくって涙が出てきた。

 

そこのMCで、「24時間テレビのパーソナリティやりたいなあ!」って話したの覚えてるよ。夢、叶ったね。野外やりたいとか、5大ドームツアーしたい、紅白出たい、とかいろいろ声に出して発信して、目標に向かってがむしゃらに進んでいくエイトがすごい好きで、ひとつひとつ夢を叶えていく姿が憧れでしかなくて、わたしの原動力だったなあ。

 

当時から周りが見えなくなる程、必死に追いかけてたんですね。

その年末、単独カウコンやりますってなって、わたし高校受験控えてたのに、当たっちゃったもんから行ったよね(笑)中3だったからお金もないしで、担任に相談して青春18切符が一番安かったから、鈍行乗り継いで12時間かけて大阪まで行ったよ…今思えばこの12時間でアメリカいけるじゃんね笑える。まあ「マーメイド」も「Briliant blue」も、「desire」も、聞けたのその公演だけだったな。行って良かった。


その次の年もまた鈍行で大阪行ったし、2010年の横ちゃんソロコンなんかの誕生日狙って富山行ったこともあった。

ツアーの初日大好き芸人だったから、札幌飛んで行ったりもしたし、2013年『JUKE BOX』のとき、豪雪で飛行機欠航しちゃったこともあって。飛ぶかどうかわからないって言われたけどANAのくっっそ高い当日券買って、札幌向かって。

その日の公演で、すばるくんが

時間とお金の使い方が無限にある中、関ジャニ∞に使ってくれてありがとうございます!!その選択間違いないです!!

って言ってくれたんだよね。もう私信でしかなくて、連れと大泣きしたの絶対忘れない(笑)

 


わたしが今まで好きだった人(やまぴーとか小池撤平くんとか)は超恋愛的に好きだったんだけど、すばるくんに対してはそういうんじゃなくて。。

ジャニーズ好きっていうと周りに「付き合いたい」風にとられることが多くてうんざりしてたから、この気持ちってどう表わしたらいいんだろう、すばるくんとわたしってなんなんだろうってモヤモヤしてた時期があって。

すんごい好きだし、そりゃあ男性としても見てるっちゃ見てるけど付き合いたいとか絶対ないし(おこがましすぎてそんなの無理)、かといって家族に対する愛情の類でもないしなあ……って悩んだりしてたの。

 

ちょうどその時、2012年『∞祭』のDVD見たのね。∞祭自体セトリがエモエモですごかったんだけど、最後の挨拶ですばるくんが

俺らは一生お前らのアイドルです!!!

って言い切ったの。


このちょっと前、ライブでも笑顔がなかったり、eighterって呼ばない時期あったり、人一倍、”ジャニーズのアイドル”っていう枠組みに苦しんでたの、なんとなく感じてたから、このアイドル宣言聞いて、えげつねーーーーーーーほど泣いた。嗚咽しながら泣いてママにキモイって言われた思い出。

わたしのモヤモヤしてたのがスッと晴れて、すばるくんとわたしの関係って純粋に「アイドルとファン」なんだ、って思って、「担当は渋谷すばる」ってこういうことなんだって腑に落ちたんだよね。

すばるくんがアイドルでいてくれる限り、わたしも一生eighterですばる担続ける!なんて思ったりして。まあ一生なんてなかったけど。

 

ここからすばるくんほんとに変わったんだ。

ライブでも良く笑うようになったし、最近ではファンサを覚えたのか、手振ったり、アイドルらしいっていっちゃ変かもしれないけど、ふっ切れたんだなあって思ってたの。


反して、あの出会った当時のようなギラギラした感情向き出しで暴れまわるすばるくんを見る事は少なくなってったかな。


2014年『十祭』のMCで「今後何やりたいとか夢とかありますか?」って話になって、みんな「・・・」って、他の人に話振ったりしてて、最終的に「まあ現状維持っていうかこのまま継続していけたらいいですよね」って結論になって、その時、「この人たち、もうやりつくした感あるのかな」って一瞬冷めたこともあった。

ライブ行ってもなんか物足りないな、って思っちゃってて、「あの頃は最高だった」とか言って文句つける株主みたいなファンになってしまってた。

 

そんな株主になるの嫌で、エイトの気持ちに寄り添うべく、自分たちがライブやる程でセットリスト組んでライブ(カラオケ)やってみようなんてこともあった。

ちゃんとこの歌トロッコ乗るんだ〜とか、着替えのためにここで映像入れるとか、スタッフ紹介とか、銀テープ飛ぶタイミングとか、挨拶とか、ガチで考えてみたらまあかなり難しくて。来てくれるみんなが満足してくれるようなライブがしたいけど、最近好きになってくれた子たちのことを考えたり、自分らなりのライブの定番曲やったほうが楽しいかな、って考えたり、演者だけが楽しいセットリストじゃだめなんだなーってことがわかった(

本編でやりきっちゃってすごい疲れるから、アンコールの時、客席()にマイク向けたくなったし。


所詮カラオケなので再現度には無理があったけど、それでもコンサートに対する考え方が変わった出来事でした。

 

わたしはそういうスタンスでeighterやってて、”好き”だけじゃなくて、寄り添いたいっていうか、楽しいも苦しいも悲しいも嬉しいもぜんぶ分かち合いたいっていう感情。

お互いになくてはならない存在で、想いは対等な関係っていうか、手を取り合って支え合ってるなって実感できてたのね。


わたしっていつも辛いときエイトに支えられてて、彼らががんばってるからわたしも負けてられないなーって思える存在で、高校生になっても専門生になっても社会人になっても、それだけはずっと変わらなくて、ああ、結局わたしって一生eighterやめられないんだ、って、覚悟した。

 

 


矢先の脱退発表。


最初は本当に本当に信じられなかった。

でもテレビの中で会見してたのは間違いなくわたしが大好きなすばるくんだった。


他のアイドルグループの脱退報道とか安室ちゃんの引退とかニュースで見るたびに、自分だったらつらいなあって思ってもらい泣きしたりしてたんだけど、つらいどころじゃなかったな。とにかく驚きとショック。

 


今年結成15周年なのに今?わたしたちもうすばるくんには会えないの?エイトとわたしたちを捨ててまであなたはどこになにをしにいくの?ツアー遊びにきてくださいね、ってラジオで言ったじゃないか。一生お前らのアイドルです、って言ったじゃないか。俺らについて来れば間違いないです、って、言ったじゃないか。


でも思えばすばるくんが一生アイドル宣言したのなんて今から6年前で。

6年もあれば小学生が中学生にもなるし、そりゃ人の気持ちも変わるよね。


足が1本なくなったみたいで上手く歩けなくて。

わたしの中の大事なものが根っこから引き裂かれる感じ。ぽっかり、ごっそり、穴が空いて、どうしたらいいかわからなくてとりあえず泣いた。

夢ならばどれほどよかったでしょうって米津さんのlemonがとてつもなく胸にしみて痛い。

盛大なドッキリだったらいいのにって思うし今でも願ってるけどすばるくんは戻ってこないし、行ってしまったのは紛れもない現実だった。

 

いつもツアー初日行こうっていうのにジャムはオーラス行ったのも、冬ツアーないからカウコン行こうっていつもは応募しないのに当たったのも、きれいに全部伏線だったのかな、って思うほど。

eighterとして、ファンとして会える最後の機会に会えて本当によかったけど、気付いたらもうすばるくんとの最後は終わってたのが何より悲しかった。

 

怒涛の最後の1週間で、わたしがいちばんすきな「Heavenly Psycho」歌ってくれて、聞けてよかったなあ。

卒業ライブしてほしいって思ってたけど、今思えば不幸になる人がいなくてみんなが納得できる形があの生放送なんだなって思って、エイトからの愛を感じた。

だいすきなすばるくんからの最後の言葉は、名付けてくれた「eighter」というわたしたちの名前。

こんな幸せなことない。

 


そして8月、GR8ESTは結成日、大阪にいってきた。

何を歌われても泣いたし、大倉がすばるくんに見えてしまうほどわたしの目はどうかしてたけど、大好きだった関ジャニ∞の中に大好きなすばるくんが居ないことは充分わかったし、わたしはすばるくんもそしてやっぱりエイトも好きなんだってこともわかった。
だからこそ、なんでこの大好きなエイトの中にすばるくんがいないのって何度も何度も思って、正直辛かった。


自分のだいすきな歌とか思い入れのある曲とか、すばるくんの表情、歌い方、やっぱりそれも含めて好きな曲ってことで、それが塗り替えられちゃうのはやっぱり悲しい。

彼らもすばるくんを引き継いで歌い紡いでいこうとしてくれてるのはわかるけど、今後、このパートは他の誰かが歌っていくんだ、って思うとなんともいえない悔しさというか、羨ましさというか。

これは完全にわたしのわがままでしかないんだけど、正直、今後もこの感情はずっとなくならないと思う。

 

けど、それでも、ライブの最後「ここに」を聞いた時は、すごいしっくりきたというか、ぴたっと6人の歌声が響いてるのに感動して、これからも見守って行きたいなあって気持ちになったの。


自分たちだって辛いのに、彼らなりに噛み砕いて納得しようと努力して、「俺らはこういう風に歩いていくけど、あなたはあなたのスピードで、焦らず付いてきて」って、常にわたしたちの前に立って先導してくれてる。

彼らは決して強制はしないんだけど、エイトっていつだってがむしゃらに貪欲に頑張ってるから、わたしも負けてらんないや、頑張ろうって思える存在で。すばるくんいてもいなくてもそのスタンスは変わらないんだなあって感じた。歩み方を見せてくれて、新しくこの体制で、その先を、上を、目指そうとしてるっていうのを実感できた。まさにREBORN。

 


6人に見慣れちゃうのも=すばるくんを忘れていっちゃうってきがするから受け止めたくない自分もいるけど。

このまま、嫌だ辛いで逃げてちゃわたしが前に進めない。一生すばるくん引きずって歩いていきたいから、自分が納得するまで、辞めたいって思うまでeighterとしてエイトを見守っていきたい。

 

って、GR8EST行った後までは思っていたんだけれど。

 

「ここに」も、7人の歌も、聞くと、あの4月に抱いた気持ちが蘇ってきちゃって、胸が苦しくなって、今現在、歌番組とかやっぱり避けてしまっている。

大阪の観光のやつとか、競馬場での国歌斉唱とか、USJコラボも8J同窓会も、ずっとやってほしかったことで、うらやましいなあって思った。6人のエイトが嫌いなわけじゃないし恨んでもないし、大好きなんだ。けど寂しさが込み上げてきて、ああここにすばるくんがいたらなあ、って、すばるくんがいた過去に縋り付いちゃう。こんな感情抱いてしまって、わたしはもうeighterとしていれてないのかもしれない。やっぱりいままでと同じようにすぐそばで応援することは出来ないと思う。ごめんなさい。遠くから見守っていこうと思う。。

 

 

実際、すばるくんが何を抱えて何に悩んでいたのかなんて、わたしには到底わからないことだけど、それでも見せてくれてる「関ジャニ∞ 渋谷すばる」が大好きでした。


なにがあっても絶対揺るがない自分の芯を1本もってる人間力の強さ。

それが伝わってくるような歌。嘘のない、飾らない、まっすぐな言葉。

かっこよかった。それだけじゃなくて、彼の生き方がわたしの憧れだった。

すばるくんはいつだって、歌に対しても、メンバーに対しても、eighterに対してもまっすぐだったの。

eighterとして愛してくれて、愛してたこの9年間、本当に幸せだった。

 


すばるくんってファンであることを強要しないっていうか。そら、昔は「離れないで」とかいろいろ言ってた時期もあったけど、最近は、CD買ってくださいテレビ見て下さいお願いしますって感じじゃなくて、「疲れたら休んで、また戻ってきて、好きにしたらいいよ」「お前らも物好きやな」って感じで、担当でいるのがすごい居心地よかった。あーーーすばるくんの空気感大好きだったなあ。

どこ探してもすばるくんみたいな人は居ないし、担当は出来たとしてもすばるくんに対する気持ちを他の人には抱けない。

今までもこれからもきっとすばるくんだけ。わたしは一生すばるくん引きずって生きていっちゃう。


すばるくんと出会ってから、考え方というか人生観が本当に変わって、今の自分を形成している。なにがあっても負けない、がむしゃらに、前に進む希望だとか勇気だとか、ほんとにちょっと背中を押してくれたり、手を引っ張って連れてってくれたりする。エイトと一緒にはじめて見た景色いっぱいある。わたしにはこの思い出があって本当に幸せ。全力で追っかけられたから後悔はない。

 


だからここでわたしも一区切り。楽しくて仕方なくて、きらきら輝いていたわたしの青春は終わり。

すばるくんが退所するからもうすばる担名乗れないね。

でもわたしにとってのすばるくんの存在はこれからもずっと変わりません。ずっとずっと大好きだしわたしの憧れです。

 

すばるくんがまた出てきてくれない限り、ちょくちょくすばるロス来ると思うけど、ちゃんといっこいっこ向き合って余生を過ごしていこうと思います。

 

関ジャニ∞渋谷すばるくん、いままでありがとうございました。

これからの渋谷すばるくん、あなたの歌がまた響き渡る日をずっとずっと待っています。